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2015

RM 26-02

トゥールビヨン イーヴィルアイ

イービルアイ(邪視)というコンセプトは、太古からあらゆる文化で記録が残されてきました。 世界の多くの文化に共通するこのシンボルは、その力にさらされた者に苦しみや不運を招くとされています。イーヴィルアイは、ホルスの目の魔除け、あるいはアイルランドの四つ葉のクローバーをはじめとする護符の力が及ばない限り、窮まるところを知りません。

型にはまらないリシャール・ミルは、このイメージからインスピレーションを得て、新しいRM 26-02 トゥールビヨン イーヴィルアイを生み出しました。ちょうど前作のタイムピースRM 052 スカルを制作した時と同じように、メメント・モリ(死ぬことを思い出せ)の精神を喚起し、自分たちがいずれ死に至ることを思い知らせるのです。スイス・ジュラで誕生したこの2つの技術的傑作は慣例を破り、タイムピースに霊感と超自然的な力を与えました。

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キャリバー RM26-02

手巻きトゥールビヨンムーブメント、時・分、パワーリザーブ表示



25本限定

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RM 26-02 トゥールビヨン イービルアイの製作を担当したのはジュネーブの名高い職人、オリヴィエ・ヴォシェ。3Nレッドゴールド製の炎と目は、極小ディテールを仕上げるための特製彫刻刀を用いて手作業で刻まれています。この作品の持つリアリズムは、グランフーエナメルによって表現されました。グランフーと呼ばれるエナメル技術は、まずゴールドに直接モチーフを描き込んだ後に、さまざまな酸化物を文字盤に塗布し、エナメル職人の厳しい監視の下で800度から900度の窯で何度も焼成されます。この工程はやり直しが不可能です。その後、透明なラッカーを何層も塗布し、同じ方法で再び焼成します。このように何層にも重ねることで、他の方法では実現できないような深みのある美しい仕上がりが得られます。この作品のリアリズムをさらに高めるため、炎の部分に念入りな手作業でマイクロラッカー技術が施されています。

イーヴィルアイは、パワーリザーブ約50時間を備える手巻き式ムーブメントでキャリバーの中心に据えられています。パワーリザーブは、10時と11時の間に位置する回転ディスクに連動した歯車上のレッドラインで表示されます。ブリッジと地板にグレード5チタンを採用し、PVD加工を施したトゥールビヨンキャリバーは優れた硬度と耐腐食性を誇り、周波数3Hzで最適な歯車機構を保証。入念にスケルトン化された地板は、ムーブメントの中心にもう片方の表情を持つイーヴィルアイを時計の裏側から垣間見せます。

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キャリバー RM26-02は、ブラックTZPセラミックス製ケースに内蔵されています。高度な技術を要するこの漆黒のセラミックスは長い時間をかけて表面全体がマット仕上げされ、手作業でポリッシュされた面取り部分との光の効果でケースの曲線を強調し、イーヴィルアイの燃えるような色彩を際立てています。一方、5Nレッドゴールド製のミドルケースにはトルクリミッティングクラウンが搭載され、トゥールビヨンキャリバーの過剰な巻上げを防いでいます。3層構造のケースは、2本のニトリルゴム製O-リングガスケットで防水性50mを確保。その組み立てには12本のグレード5チタン製スプラインネジと316Lステンレススティール製ワッシャーが使われています。

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RM 19-02
トゥールビヨン フルール
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RM 27-02
トゥールビヨン ラファエル・ナダル
ネクスト